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世界ことばの旅―地球上80言語カタログ (CDブック) ネット時代 [ホールド]





このCDブックを外国語学習で使う意味は今日においては殆ど無いだろう。


1993年発売ということでネット以前ともいえる語学本だ。

当時なら中々聞くことの出来ない言語が詰まったCDブックということで希少価値があった。現在は別の意味であるかもしれないが。




カセットテープ、CDが語学のメインの音声教材であった。現在もまだ手元に置くという意味ではディスクは有用と考えられているが、この『地球上80言語カタログ』はそれより、レアな言語というものに触れてみたい、本で読んだことがある、誰かから聞いたことがある、といった言語名への興味から生ずる購入欲求を満たすものであった。ここに収録されている言語はまだ教材としては一般的では無い言語は多い。数として80言語だからではあるが。

珍しい言語の教材は、店頭にあるかないか、出版社にストックされているか、はたまた絶版になっていないかどうかといったことが、国内教材を購入する時にはあった、そして今もある事情だ。いわゆる大言語を仲介したレアな言語へのアクセスということで外国の出版社の教材を購入するということもある。40ヵ国語習得法の著者もその方法で学習していったようだ。また、海外旅行のついでに現地の書店を覗いて日本では手に入りにくい或は知られていないものを買うということもある。

そういった状況が続いている間はこの『世界ことばの旅』の各言語に耳を傾けてみるというのも意義はあった。

これは堅苦しい言語学のレコードではありません。気楽に世界の人々が話している言葉の響きに耳を傾けそこから全く自由に何かを感じ取っていただくよう作られたものです。


CDのイントロダクションではこの様に言っている。レコードという言葉も時代を感じさせるものがあるが。


確かに名前は聞いたことがあるが実際のところどんな言語だろうという意味ではその好奇心を満たすものであった。

2000年も10年以上過ぎた現在では文字だけの情報以上のものが流通している。有料無料何れにしても昔のような珍しい言語の敷居も下がって来ている。少なくともこのCDブック、『地球上80言語カタログ』にある数や挨拶言葉はネット上で文字や音声は大部分は探すことができるだろう。ここに収録されている言語全てがあるかもしれない。


とすると、無価値ということになるのか。





ネットの利用が進むほどセキュリティが叫ばれるようになって来ている。通常セキュリティに気をつけるべきはお金に関わるものであったり個人情報であったりすることが多いが愉快犯というのもいる。また、管理の問題と常にネットに接続されていなければならないということもある。何回も更新されたりする可能性がある。それらの中で出て来る、改竄、タイムスタンプ、バージョン管理といったことを気にする必要がないものがこのCDとなろう。

一度結晶となったものはそのまま残る。語学本の歴史といった代物は無いものの、歴史学言語学周辺で使われる日葡辞書のような役割として使われる可能性はある。収録された日時場所発話者は厳密に特定されていなくても変更はされていないということにこのCDブックの意味はある。

そういうことを考えると学習用としてというよりも資料として残しておく語学本といえる。個人として持っている意味があるかと言えば、無いという他はない。ほんの少しだけ有用性があるとしたら、80言語の音声が手元にあるというのは自分の発音がどの言語でも一本調子になりがちな人には使えるだろう。このCDブックでマッサージしほぐしてもらえば良い。

世界ことばの旅―地球上80言語カタログ (CDブック)



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